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学術専門職員
Son Luning
「制御」ができれば、
太陽エネルギーだけで
私たちの住まいは自立できる。
前研究室を卒業後、一度ゼネコンに就職したのですが、前先生からAI制御の新しいプロジェクトが始まるから手伝ってほしい、と声をかけていただいたんです。まだ入社1年半くらいの時でした。AI制御は私の分野だから会社にも事情を説明して、快諾いただきました。本当にありがたいです。いずれ博士号を取りたいと思っていたので時期がきたら研究室に戻りたいとは思っていたのですが、こんなに早くなるとは…。
今は学術専門職員として研究と学生のサポートをしています。前研究室の魅力は何といってもOM、CFD、温熱、光環境などの実験・実測・そしてシミュレーションが豊富にできること。加えて発表の機会も多いので、より自分を高められる環境です。主体的に研究したいテーマがあれば、さらに成長できると思います。私の場合、それが「AI制御」でした。その経験が今になって活きて、再び研究員として戻ってくることができたというわけです。
私たちが目指す「太陽エネルギーで自立できる家」に最も足りない技術が制御です。自立できる道筋は見えているのですが、断熱と設備、太陽光の組み合わせの最適制御に課題を残しています。
人生を賭けて臨むに値する課題だと思っています。
Profile
孫 路寧 / Son Luning
学術専門職員
東京大学修士課程修了
(設備サブコン勤務後に現職)