Mae Lab 前真之サステイナブル建築デザイン研究室

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修士課程2年

佐竹 良太

Ryota Satake

企業と協業した「設計支援」は、
私のキャリアの礎となった。

大きな建物も魅力的ではあるけど、
実際に関わるとしても一部だし
竣工まで膨大な時間がかかる。
それに比べ住宅は、短い期間で着工から
竣工までを一通り経験することができる。
これが住宅の最大の魅力と思います。
2年ほど前からハウスメーカーの方と共同で
シミュレーションを繰り返して設計をサポートする
「設計支援」が始まりました。
2週間くらいのスパンで打ち合わせしながら、
屋根の形はこういう方がいいんじゃないかとか、
エアコンは壁掛けにするのか、
どの位置にするか、床暖は使うのかといった検証から、
窓の大きさをどうるかなど根拠を持って提案する必要があります。
資料はパワポで100枚超えたりするので
大変といえば大変ですが最高にやりがいがありました。
私がサポートした設計はモデルルームとしてすでに建っていて、
シミュレーション通りか確認しにいきました。概ね想定通りでした。
設計支援は私の人生の試金石となりましたね。
この経験があったからこそ、進む道が見えたというか。
ものづくりに携わりたい、という一心で建築を志しましたけど、
建築環境から脱酸素、温暖化をはじめとした私たちが抱える
諸般の問題を解決したいと思うようになりましたからね。

Profile
佐竹 良太 / Ryota Satake

修士課程2年
東京大学卒業