建築環境工学の基礎をしっかり学び、信頼してもらえるアウトプットを出していくために、前研では3つの研究手法を用いています。
まず、条件を揃えて検証ができる「実験」は重要です。屋上の実証実験棟を始め、様々な実験ができる環境が用意されています。
実住戸で計測する「実測」も、現地の気候や住民・設計者の人たちと触れ合いながら、住宅の挙動を理解していく上で大変重要です。
高解像度サーモカメラを初め、充実した計測器を多数準備しているので、通常ではできないレベルの詳細な計測が可能です。
そして、これから建つ家をどのように設計するべきなのか、を考えるとシミュレーションが不可欠になります。研究室では数値流体・熱負荷・光について、長い時間をかけて教育プログラムを開発してきました。学生のみなさんが速やかに技術を習得できるよう、工夫しています。