前 真之 (マエ マサユキ)
東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 准教授 博士(工学)
住宅のエネルギーを専門に、2050年に日本中でみんなが快適・健康に、再生可能エネルギー中心に暮らせる、家造りの可能性を研究しています。研究テーマの詳細は研究メニューをご覧ください。
前真之の考える家造りについてご紹介します。
President Online 日本はいつまで”寒い家”を押し付けるのか
自立循環住宅開発委員会の活動で、IBEC今井聡子さんの司会のもと、建築研究所の三浦尚志さんとご一緒に、建築環境や不動産など幅広い人たちにインタビューをしています。その道のエキスパートにお話しをお伺いするのはとても刺激的で、自分にとっても大いに勉強になっています。
自立循環住宅開発委員会 JJJ-Channel <動画リスト>
https://www.facebook.com/mae.masayuki
コラム記事(外部リンク)
著書・記事
<エコハウスのウソシリーズ>
2010年の環境省エコハウス調査を学生とともに行った際に、実際の「エコハウス」で起きていた温度とエネルギーの現実に衝撃を受けました。そのオドロキを日経BPの編集の人にお話ししたところ、「前さん、それ面白いから連載にしませんか?」とはじまったのが本企画です。なんか自分のライフワーク化してきました。
エコハウスのウソ2025(日経BP社 連載中)日経クロステック
建築物省エネ法が2025年度に住宅も含めて「適合義務化」させることが決まりました。しかし、住宅の脱炭素のためには、断熱・高効率化・再エネの普及を加速させる必要があります。みんなが健康快適で電気代の負担が少なくてすむ社会をどう実現するか、住まいに関わる幅広いテーマを扱っています。
エコハウスのウソ2(日経BP社 2020年08月出版) Amazon
増補改訂版では建築物理に関して幅広いトピックを扱っていましたが、このウソ2では、エネルギー自立に向けた家造りに求められる個別要素について、より具体的に扱っています。2022年に断熱等級5・6・7が新設されたことで、エネルギー自立はリアルな目標となってきました。
エコハウスのウソ 増補改訂版(日経BP社 2015年12月出版) Amazon
旧版に大幅に内容を追加し、住宅に関する40+1の身近なテーマについてそのウソホントを考えてみました。ここでのエコハウスは特別なものではなく、みんなのためのもの。住宅について興味のある人誰にでも読みやすいよう、いろいろと工夫をしながら書きました。特に気候を素直に捉え、快適な温熱環境とは何か?を重視しています。
エコハウスのウソ(日経BP社, 2012年6月出版)
今までの研究のまとめを、一般の人たちにも楽しく読んでいただけるようにと願って書いたものです。ちょっと刺激的なタイトルかもしれませんが、書いた本人はいたって真面目。
日経アーキテクチャーに2011年に連載していたものに大幅に加筆して、ほとんど書下し状態になってしまいました。学生の人たちと調査する中で、環境建築の「定石」に疑問を感じ、当たり前と思い込んでいることに科学的な視点から再検討を試みました。韓国語にも翻訳されています。
あたらしい 家づくりの教科書(共著 2016年08月)
大事なことは目に見えない。家づくりは「見えないこと」が大事です。家づくり、最初に知っておきたい基礎知識、「高性能なエコハウス」のつくり方を、家づくりの最前線で活躍する9人のエキスパートが紐解きます。はじめの熱的な快適性について書かせていただいています。
エコハウスへの誘い(共著 2014年02月)
環境省の「21世紀環境共生型住宅のモデル整備建設促進事業」による全国20の自治体で完成したエコハウスの調査を元にまとめました。研究室の住宅調査の原点です。多くの知見を得るとともに、全国に素晴らしい建築家の方々が努力されていることを知ったのが一番の成果でした。