東京大学工学部建築学科 前真之研究室 “Maelab”では、「日本のどこでもだれもが、健康・快適で電気代も安心な暮らしができる社会の実現」を目標に、住宅の脱炭素化を実現するために必要な、要素技術や設計手法の研究に取り組んでいます。→前真之 紹介
住宅の脱炭素化のためには、建物性能や設備効率の向上による省エネと再生可能エネルギーの活用が欠かせません。Maelabでは、住宅が備えるべき「エコの力」の５つについて、様々な研究を行っています。→研究テーマ
Maelabでの研究は、実験・実測・シミュレーションの３つが大きな柱となっています。「実験」では屋上実験棟や地下試験室で条件を揃えて個別要素を詳細に検証し、「実測」では全国の実住宅において実際の室内環境やエネルギーを調査し、シミュレーションで敷地の気候に適した建築を設計します。Maelabでは、特に実測を重視しています。実際に住宅で起きていることを知り、家造りに関わる人たちから積極的教わることが不可欠だと考えるからです。→研究の３手法
研究と合わせて、実際に建設されるエコハウスの設計支援も行っています。環境工学の理論を実際の住宅で実践するため、数値流体シミュレーション(CFD)、温熱シミュレーション・光環境シミュレーションを駆使して、太陽エネルギーで住む人が快適に暮らせる家造りをお手伝いしています。Maelabでは「現場主義」をとても大事にしています。→エコハウスの設計支援
Maelabでは、常に実際の住まいや社会を良くしていくことを目的にしています。研究のテーマも、戸建住宅から共同住宅や学校建築、設備の高効率化から外皮の断熱、そして再エネと組み合わせた最適制御へと、その領域を広げています。またその成果を積極的に発信しています。様々な方々と協力しながら実際の住まいの改善に取り組んでいます。→Maelabを支えてくださる方々
Maelabでは「日本のどこでもだれもが、健康・快適で電気代も安心な暮らしができる社会の実現」のため、住宅の脱炭素化に向けた研究がしたい人たちを、幅広く歓迎しています。→進学希望の人へ