既存住宅の性能向上リフォームに関する研究(2017-)
前研究室の研究テーマの一つ「戸建リフォーム」では、既存の住宅ストックの性能向上等を目指し断熱リフォーム・暖房リフォームの普及促進を目指しています。具体的にはリフォーム事業者等へのヒアリング、シミュレーションを用いたリフォーム効果の可視化、施主を対象にしたウェブアンケート調査、断熱リフォーム等の効果を伝えるコンテンツの制作等を行っています。
世界的な省エネルギー化の要請に加えて、日本の新築住宅市場の縮小や、住宅内の寒暖差で起きるヒートショックなどの健康被害等、様々な社会的な課題に深く根ざした研究テーマであり、暮らし創造研究会をはじめとした様々な社会人の方々と一緒に取り組んでいく、非常にやりがいのある研究テーマです。
2021年度以降は、集合住宅の省エネリフォームについても、研究をはじめました。
<あったかリフォーム読本 正式版>
これまで前研で積み重ねてきた、リフォーム経験者・検討者へのWEBアンケート調査や、リフォーム業者の方々へのヒアリング調査・実地調査に基づき、断熱リフォームの必要性とやり方について分かりやすくまとめています。
2019年度報告会 03/03 14:00- @工学部1号館15号講師室
<リフォーム実施者へのWEBアンケート2019>
3.2019年度アンケート:断熱群・未断熱群の集計(PDF) 動画
4.2019年度アンケート:断熱群の実施詳細(PDF) 動画
5.2019年度アンケート:過去のリフォーム履歴(PDF) 動画
6.2019年度アンケート:今後のリフォーム予定による類型化~まとめ (PDF) 動画
<業者ヒアリング>
<ホームズ君シミュレーションの設定>
<断熱・暖房リフォーム インタビュー>
完成前のリフォーム読本β版 公開
本β版は、完成前の調査を目的としたものです。リフォーム業務に関わる方々の学習や、お施主様への説明などにご活用いただけます。なお本β版では、気象地点がつくば(5地域)となっているとともに、一部の計算条件が仮となっています。内容は今後変更される可能性があるという前提でご利用ください。なお正式版は2020年2月ごろを予定しています。
なお、本β版はパスワードがかかっております。ご利用の際は、以下のメールアドレスに件名「リフォーム読本β版のパスワード問合せ」と明記いただいた上で、貴社名・ご担当様ご氏名・ご利用目的・対象人数をご連絡いただければ幸いです。おって、パスワードをご連絡させていただきます(ご返信には1週間程度かかる場合があります)。
info@maelab.arch.t.u-tokyo.ac.jp
日本の家は、断熱や気密性能が不足した家が大量にストックされています。既存住宅のリフォームは以前から提案されていましたが、大掛かりなものはコストが高く工事時の居住場所確保など、多くの課題があります。
本研究では、事業者ヒアリング、リフォーム経験者・リフォーム予定者へのWEBアンケート、数値流体計算(CFD)や熱負荷計算を通し、現実的で普及性があり、確実に温熱環境を改善できるリフォーム手法を提案します。
本研究は暮らし創造研究会のご支援の元、実施しています。
2017年度報告会(2018/03/14実施)
2018年度報告会(2019/03/18)
学会発表論文
アンケート調査に基づく住宅改修のプロセス及び実施内容に関する研究 第1 報 戸建て住宅におけるリフォームの実態及びリフォーム実施のプロセスの把握
アンケート調査に基づく住宅改修のプロセス及び実施内容に関する研究 第2 報 戸建て住宅における断熱リフォームの実態把握及び温熱環境に関する満足度の分析
WEBアンケート生データ
マクロミル株式会社のフォーマットになっています。マクロミル社のQuickCrossで分析してください。
分析された結果は報告いただければ幸いです。データを論文等で発表する場合は事前に必ずご連絡ください。